2022/7/6

くさのねフェスの会議が終わって、ビールとハイボールを買ってゲオで借りていた「花束みたいな恋をした」を見た。すれ違っていく2人が物凄くリアルに描かれていた。その一つ一つの思い出が花であり、気がつけば花束になっていた、と解釈(合ってるかは分からない)。多摩川脇の部屋で2人が並んでワインを飲むシーンが好きだった。2回目を見る事はきっと無いけれど。

 

 

返却期限日ギリギリだったので余ったハイボール片手にゲオまで歩いた。24:00を過ぎれば街灯どころか家々の灯りもついていなくて、満点の星空が見えた。「そうか、七夕か」と思いつつ、車一つ無いスーパーの駐車場の真ん中で星空に関わる曲を沢山聴いた。流れ星も見た。願いを思い出してるうちに流れ星は消えてしまって、「もう一度見たい」とどれだけ目を凝らしても結局流れ星は流れなかった。

 

 

こんな星空を年中見れるなら、いつか住むのもアリなのかもしれない。でも星空よりも観たい景色があって。大切な場所があって。会いたい人や憧れる人が俺には居て。だから、どこに居ても、何をしていても俺の暮らしは大きく変わらないのだ。

 

 

ハイボールを飲み干す。たまたま通りかかった車にピースをした。誰でもいいから今の自分の気持ちを伝えたかった。脇目も振らず車は通り過ぎた。遠くなっていくヘッドライトを見送る。こんな暮らしもいつか花束になって誰かに渡せたら、なんて考えながら。

 

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