2022/7/25

最近通っている喫茶店があるのだが、定時で退勤してもラストオーダーの時間に間に合わない。この街でやっと落ち着ける場所が出来たのに土日にしか行けないなんて。平日の退勤後に心を休められる場所は無いか、とgoogleマップを昼休みに開いた。何度検索してもスナックしか出てこなかった。求めているのはノンアルコールで長居できる場所だった。

 

 

退勤してスーパーに向かうとレジには長い列。その列の半分くらいがスーツを着ている男性だった。大抵彼らのかごの中にはスナック菓子と缶チューハイがマストで入っているのを、この街に来て1ヶ月くらいから気がついている。彼らは仕事後に真っ直ぐに家に帰り、仕事後の一杯を開けるようだ。20:00を過ぎてしまえば街灯もまばらな街、心を休めるのは紛れもなく家なのだろう。

 

 

一人歩く帰り道。月がぼんやりと浮かぶ夏の夕暮れ。どこかの食卓から香ってくる夕食の匂い。もっと自分の内側に安らぎを求めないといけないのかもしれないと考えた。埃が溜まったワンルームに着く。安らぎがどうこう言う前にたまには本腰を入れて掃除をしなきゃな、とため息を吐いてスニーカーを脱ぐ。