2022/9/2

随分と俯き加減で過ごすことも増えた昨今、相変わらず浮かない顔でカーテンを閉めている。暗い話では無いのだが、この数年で何度かベルトを首とドアノブに巻いて体重をかけたりした。ご存じの通り失敗で終わった。この文章は血が巡っている俺が書いている。『死ぬことが怖かった』とか『まだ生きていたいと思った』とかそういうのではなく『上手く死ねなかったときに再び現実を生きていく辛さに耐えられる気がしなかったから辞めた』というのが本音だ。いつだって"現実"は冷たく平たく大きい壁のように目の前に開かる。今後の人生で俺が自殺を成功させることは無いだろう。しかし、このまま健康だと少なくとも残り50年は続く人生で、目の前に開かるやたらデカい壁を打ち破ったり、避けて通ったり、或いは登って飛び越える方法を見つけないといけないのだろうな、とは薄々気付いている。

 

 

まあ健康診断でコレステロールと貧血で引っかかった俺が本当に健康なのかはわからないが。