2022/10/21

真っ直ぐに帰ってすぐに飯を食った。初めて唐揚げを作った。簡単に出来たものの部屋全体が油臭くなってしまった。油の温度が下がるまでぼんやりと鍋を眺めていた。いつか幸せになれるのだろうか、と考える。幸せがなんなのだろうかと考える。くだらないと吐き捨てた時間がいつの間にか愛おしく思えたりもする。また同じところを回っている。いつの間にか黒い液体の温度は冷え切っている。静かな金曜日だった。