『ミツハシさんがいつでも泣けるようになるのがこのカウンセリングの目標です』と目の前のカウンセラーに言われた。端的に言うと、我慢することに慣れてしまった結果、日常の悩みや痛みを吐き出すことがかなり苦手になっているそうだ。臆病さもきっとここから来ているのだろう。「確かに誰かといる時は我慢をしてますけど、1人になってから泣くようにはしてますよ」と返す。するとカウンセラーは目を大きく開いて『それじゃ駄目なんです』と言う。『誰かといる時でも泣けるようにならないと、この治療は終わらないです。』と続けた。大きな課題を渡されてしまった。
抱え込むことが多過ぎて姿勢が悪くなった。目に見える姿勢もそうだし、物事に向き合う姿勢も。斜に構えていた筈が、斜めでいるための基準が見えなくなって、真っ当にも斜めにも生きれなくなった。本当に真っ直ぐなのは何なのか、もはや自分でもよくわからない。長生きするつもりはないけれど、もう少しこの生は続いていくそうなので、何となくをこれからもやってみようと思う。
何が書きたかったんだっけ?そうだ。この前QLTONEのクロガネさんと月がさの光さんと釣りに行ったんだけど、その浜辺の景色がとにかく美しかったことを書きたかったんだ。万が一また余計なことを考えてしまった時はあの街に行こう、と決めた。その時に景色を見ながら涙を流すようなそんなダサい奴に……なっていても別に良いか。