あまり天気が良くない日も悪くない。そういえば最近「ポジティブな人って、悪いこともそれはそれとして楽しめるんですよ」と言われた。なるほど、と思う俺がポジティブなのかはわからないが、今は雨も悪くないと感じている。第一に雨が無いと野菜は育たないし、上手い米も食えない。そう考えたら、雨を悪いと捉えるのはそもそもお天道様に失礼か。スタート地点が間違っている。ポジティブへの道は果てしなく遠い。雨すげー。
果たして俺はポジティブに暮らしたいのだろうか?総武線の窓に映る自分に問いかけてみる。27年も人を続けていれば、ポジティブも、大きな幸せも、名声も、本当はあまり興味が無い気もしている。そんなことより、今は残りの人生で周りの人を出来るだけ喜ばせたいし、その先でみんなと最高な乾杯したい気持ちだ(それを幸せと呼ぶ?倖せ?Hivariのライブがまた見たい)。「せめて乾杯のために」って何だかかっこいい。最近ライブが多いからそんなことを思うのだろうか?かつては出来るだけ人様の迷惑にならないように、そして目立たないように暮らしていたことを考えれば随分とマシになった気もする。長生きはしなくていいから出来るだけ。「誰かが喜ぶ」の原点や理由を作りたい。その輪の中心でなくても良いから出来るだけ。
総武線を降りた。まだ雨が降っている。
でも、まぁ、うん。悪くない。