うちの職場には職人の様な人々が沢山いる。その20数年の勤務歴の中で積んできた"経験"の高さはとても努力で得られるものではない。自分の目で流動している製品を見たり、自分の手で品質を変えたり、さらには別の会社に視察に行ったり。その「目」と「脚」が作り上げてきた座学ではとても得られない"経験"が紛れもなく会社を支えている。
俺の出張先の事業所では2020年4月以降もほとんど全員が出社して働いている。たった6畳の部屋、またはパーテーションで囲まれたデスクで、映像や写真や文献を見ていた2年間ではとても得られなかった知見がたった一分の実験でわかる。百聞は一見に如かず。圧倒的に正しい。恐らくこの諺を考えた昔の人々も『百聞は一見に如かない』ことを一見してわかったのだろう。
明日は灯人の映像を一つ発信するつもりだが、それを見て興味があるならば、いつかライブに来てみてほしい。「今すぐに」でもなく「強制している」訳ではない。もしも、その足が運んだ先に頭が吹っ飛ぶくらいの衝撃があるのなら飛び込んでみてほしい、感じてみてほしい。それだけだ。
そして、飛び込んだ先の衝撃を作るのは俺の仕事だ。