2022/5/21

自転車を買った。遠くに山が見えるような場所に住んでいるが、どこまでも見えてしまうのも怖いものだと思った。行き先と距離がわかる分、「ここまで走らなくてはいけないのか」と絶望してしまう。知らない、ことは幸せなことだ。ホームセンターからの帰り道、どこまでも続くかのように思える橋の途中を自転車で走っていた時、夕立に降られた。急いで近くのリサイクルショップに駆け込んだが、もしもリサイクルショップが無かったら……と思うとゾッとする。

 

 

ギターはこの街で買うのはやめた。いい一本に出会えなかった。どのギターも見捨てられた子猫の様でとても俺には抱えきれなかった。ちゃんと整備してくれる人の手に渡りますように、と祈る。