昼過ぎに起床。かなり遅い朝飯を食って大掃除をした。俺の住んでる街では明日が年内最後の燃えるゴミの収集日。大して捨てるものも無いが、もっと物を減らして生きたいとは思う。ミニマリストにはなれないが、彼らのスピリットに学ぶべきものはある。今の世の中は物も価値観も情報も溢れすぎている気がする。肩身が狭くなる。ミニマリストになればそんな思いをしなくても良いのかもしれない。でも、少なくともCDや本が溢れている今の俺の部屋では到底ミニマリストになるのは難しそうだ。
掃除を切り上げてサンストへ。ヒビキに間に合ってよかった。彼がソロの曲だと言ってやっていた曲が良かった。歌詞が胸に直接入ってくるような演奏だった。バンドが止まっている間も俺が知らないところで彼の中の火を消さないでくれていた彼には頭が上がらない。作曲をしたくなった。
山先大正さんの演奏が天才だった。一秒も目が離せなかった。シンガーソングライターの正解があった。『みんな違ってみんな良いの「みんな」はどこまでだ』という歌詞でぶん殴られた(微妙に言葉使いは違うかもしれないです。すみません)。カポを6弦だけ外している曲もよかった。情景描写が上手だった。電車に人が飛び込んで、駅で客がイラついている情景が真っ直ぐに頭に入ってきた。
今日は今までゆっくりと話せていない人と話せた一日だった。山先大正さんやカミヤブさんやまさしさんと話した。みんなが名前を覚えてくれているのが嬉しかった。名前と顔だけ覚えてくれ、と顔も思い出せない誰かがステージで言っていたけれど、俺は出来るだけみんなの名前や顔以外も覚えていきたい。
帰る前にカミヤブさん、白幡さんと話した。「一つに没頭できるのは良いけど、別の一生懸命になれるものがあると良い。全部繋がってくる。」らしい。壁にぶつかった時に頭を切り替えられる何かが必要なのかもしれない。それは逃避しているのとは少し違って、壁にぶつかった時にそれを楽に飛び越えるための準備をしているのに近いのかもしれない。俺が音楽を除いて一生懸命になれるものは何だろう。来年見つかると良い。
そうか、もう年末か。
耳に当たった冷たい風が「今年も終わるよ」と囁いている。