2022/7/17 秋田Club Swindle

最寄駅から秋田駅まで40~50分。見える景色は全て田んぼか山で、本当にこの先にライブハウスがあるような街があるのか終始不安だった。電車は自分で扉を開け閉めするタイプで車両は二つしかなかった。本当に着くのか、と乗換案内と停車する駅の名前を何度も見比べた。

 

 

秋田駅の改札前はまさに観光客を受け入れるかのようにナマハゲの大きなお面が二つ並んでいた。駅の造りも秋田駅に来るまでに停まったどの駅よりも凝っていて、この駅が秋田県の中心なのだな、とすぐに気がついた。人も俺の最寄りよりは多くいて、駅の中には喫茶店があって、少し居心地が良く感じた。一時間に一本しか無い電車。早めに着いてしまったのでドトールでアイスティーを頼んでフライヤーを作った。8/6に秋田Club Swindleでライブをするのでその挨拶ついでにフライヤーを用意したかった。セブンで印刷してライブハウスへと向かった。

 

 

ライブハウスはソーシャルディスタンスが取れるくらいには人が入っていた。一番手から順番に見ることができた。イチブンノヨンのメンバーも気づいてくれたみたいで会釈をしてくれた。イチブンノヨンのライブで思わず涙が出そうになった。ひたむきな思いはいつだって心臓のど真ん中を突き刺してくる。エゴ、という曲があるのだが、それがとても名曲で。ただただ心を打たれたライブだった。

 

 

他の演者のライブもできるだけ前で見るようにした。良いバンドが沢山いた。ステージ前に吊るされたアクリル版をぶち破るような思いが真っ直ぐにフロアへ飛んでいた。HPが5→500になるくらい良いものを見た。(書いているのが深夜なのでどうしても文章が雑です。本当に良いものを見たってことを書きたいです。今度こっそり書き直します)

 

 

本日の企画を打った月刊少年アイロニーの演奏はどこまでも真っ直ぐで、曲も歌詞も良くて、大人気ないくらい嫉妬した。そしていつか灯人でここに立って対バンしたい、と強く思った。鳥肌が何度も立ってその度に悔しくなった。明日ワンマンを同じClub Swindleでやって活動休止するらしい。早く復活して欲しい。

 

 

終演後は事務所に挨拶に行き、イチブンノヨンと月刊少年アイロニーに挨拶をしてライブハウスを出た。終電は恐ろしく早かった。外の景色は暗すぎて何も見えなかった。ただただ山の間をくぐり抜けて、きっと晴れていたら空には綺麗な星空が見えるのだろうな、と何度も思った。月ロニの歌詞に星や月といった歌詞が出てくるのもこういう土地柄があるのだろうか。秋田。根付く生活が音に変わる瞬間は千葉と変わらない。ただ、その空気感と温度感は土地特有のものが出る、と再確認した一日。最寄りに着いて暗すぎる道を自転車で走った。星は見えなかったがきれいな月だけは雲の隙間から覗いていた。

 

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